高周波の誘導加熱により
短時間で深い硬化層を得る
処理概要
高周波焼入れは高周波誘導加熱を利用した熱処理で、自己発熱による急速短時間加熱と、適切な加熱コイルの選択による部分加熱という特徴を利用しています。
また、高周波焼入れは耐摩耗性、疲れ強さ、靭性の向上を目的とした鋼の表面硬化法として活用されています。
特 性
- 炭素鋼の焼入れが可能な為、材料費を安く出来る(水冷の為、焼入れ可能)
- 急速加熱の為、脱炭の影響が少なく酸化スケールも少ない
- 焼入れ深さのコントロールが可能(~10mm)
- 部分焼入れの為、熱処理歪が小さく、消費エネルギーも少ない